夢のマイホーム狂想曲

想定外の物価高に直面した今だからこそ、住まいのこれからが知りたい。

物価高騰に歯止めがかからず、住宅資材の高騰に加え、土地価格の上昇や人材不足なども重なり、住宅価格は手が届かないほど高額に!現代は、「夢のマイホーム」ではなく、「夢のまた夢のマイホーム」と呼べるのかもしれません。
そこで、これからの住まいや暮らしについて、各方面のプロの方にアドバイスをいただきました。

ハウスドゥ 大分大在
株式会社サンエステート店長
宅地建物取引士 3級FP技能士 損害保険募集人
中根 達也さん

ハウスドゥ 大分大在 株式会社サンエステート

〒870-0271 大分県大分市角子原1丁目2-24 TEL.097-547-7430
https://oitaozai-housedo.com

価格高騰や金利上昇の予感が、中古市場を後押ししています。

 中古住宅やマンション市場が活況を呈していますが、その一番の理由は、価格面です。新築戸建より、中古戸建やマンションの方が費用を抑えられますから。価格高騰が来るまでは、皆さん新築でも良かったと思います。しかし今は、新築住宅は資材の高騰などにより物件価格が上がっている状態なのに、賃金は上がっていないので新築には手が出しづらくなり、中古に目がいっている部分はかなりあると考えています。

 価格面以外では、新築を建てたい方も良い土地・場所がないという方が多いです。しかし、中古住宅であれば今建っている可能性があるので、立地が良いところが売りに出ることもあり、場所が良いからと選ぶ方も増えています。例えば大在エリアでは新しい学校区ができる予定もあり、今はかなり注目されています。土地がないので私たちも、さまざまなメーカーさんから「建てたい方がいらっしゃるけれど土地がないですか?」というお問い合わせをいただいていますが、土地がないという状態が続いています。

 また、中古マンションの場合も、新築マンションと比べて割安感があり、マンショの方が戸建住宅より築年数が経っていても傷みが出にくく、鉄筋コンクリートの方が長く持つのでその分、中古マンションのニーズも高まっています。これほど価格高騰が進めば、中古住宅の価格も上がるのでは?とよく言われますが、若干引っ張られて上がっている部分もあると思いますが、新築ほどではないですね。新築は400〜500万円上がったイメージですが、中古の場合は100〜200万円位の上昇で済んでいます。

 中古住宅は価格を抑えられるので、その分を他のライフプランニングにお金が使えます。また、中古住宅もリフォーム前提で購入される方が多く、「自分たちの好みで内装などを変えられる、思った以上に自由度がある」点が魅力です。デメリットとしては、検討する時、建物の状況や修繕の必要性などをきちんと見ておかなければ、かえって高くつくようなことがあれば"元も子もない"という事態になりかねません。

 今ギリギリ新築を買えるという方も、金利が上がるかも?と言われていることが不安材料に。将来的に支払いが大変になるのを見越して、価格を落として中古住宅を選ばれている方も多いのではないでしょうか。全国的にみても、新築の問い合わせは前年比4〜5割ほど減っており、反面中古はあまり変わっていません。

住まい選びのコンシェルジュ
宅地建物取引士 2級FP技能士
柳井 大輔さん

住まい選びのコンシェルジュ

〒870-0156 大分県大分市高城新町1-29aionビル1階 TEL.097-558-0851
https://sumai-erabi.jp/

引き算が当たり前になった時代、お客さまのご要望をどう叶えるか

 住宅の価格が高騰している今、取捨選択の基準が変わってきました。みんなが集まるLDKは広く欲しいというのは共通していますが、子ども部屋については以前6畳ほどあったのに対し、今は4畳半程度が当たり前になってきています。主寝室も以前は8〜10畳ほどありましたが、6畳位が珍しくなくなってきました。予算をかけたい部分にはかける、絞れるところは絞る。より快適により効率よくという流れですね。

 例えば、最近トイレやお風呂に窓がいらないという方が増えています。換気扇で換気ができているし、掃除する場所が増えるだけという考えですね。窓が必要となれば家の外部に接する部分に必ずトイレやお風呂を配置しなければならないので、窓がいらないとなれば極端な話、どこにでも配置が可能。間取りの自由度は上がります。引き算するところはしっかり割り切って引き算、足し算の部分はなくなったような気がします。

 また、弊社へのご相談で増えているのは、物価やガソリン代が高騰し、給料は上がっていない状況で、住宅ローンの金利も上がるかもしれないという不安です。そこは中立の立ち位置でアドバイスしています。家の価格には高い理由と安い理由があります。安ければ全部良い、では決してないわけです。安い家を無理のないお支払いで買いましょうねというのは簡単ですが、何十年と住むので、安すぎても不安だし高すぎても払えないというところの着地点をどこにするかということです。

 新築を建てた方が絶対に良いとは言い切れないし、中古住宅を買ってリフォームでも良いし、賃貸にずっと住み続ける選択でもそれはそれで良い。ただ、物事にはメリットとデメリットが必ずあるので、お客さまのご希望に合わせながら住まい選びをサポートしています。例えば、中古住宅を購入し耐震補強をした場合、新築住宅を購入するより安くは済みますが、どれくらいのリフォームをするのかある程度決めて住宅ローンを組まなければいけないので、なかなか決断が難しいです。

 それぞれのお客さまのお話を聞き、相談しながらアドバイスすることが一番重要です。私の価値観ではなく、その家の価値観に合わせて考えるように常に心掛けています。

株式会社ベツダイ
アセットマネジメント事業部
宅地建物取引士
姫野 友輔さん

株式会社ベツダイ

〒870-0023 大分県大分市長浜町3-16-3 TEL 097-533-6000
https://rent.betsudai.jp/

マイホーム購入を前提に、賃貸物件を探すのもひとつの方法

 今年9月の賃貸住宅の退去データを見てみると、3〜4割は新築住宅やマンションを購入したというお客さまがいらっしゃいます。マイホーム購入のきっかけは、お子さまの小学校や中学校の入学、または結婚、お子さまの誕生がメインです。ご家族の場合、賃貸住宅にずっと住んでいてそのまま小学校に上がってしまうと、そのエリアから9年間動けなくなってしまうというリスクも考えられます。退去の理由もさまざまで、卒業する、同棲する、実家に帰るというのもあります。つまりライフステージが変わるタイミングですね。

 また、現在賃貸住宅を選ぶメリットとしては、住宅の建築単価や土地価格は上がりますが、賃貸の相場は上がっていないこと。自分のものではないので、家移りも自由ですし、少し狭く感じるようになったら移り住むことができます。ライフステージの変化に、柔軟に対応できるのも、大きなメリットです。

 ただ、人気のエリア、小学校区などの下郡や滝尾・明治・大在は賃貸住宅も多く、賃貸が多いほど家賃相場は競争率が高いので家賃は下落していく。なので、その賃貸を借りている人が、今住んでいるエリアで新築を買えるのかと言われたら買いづらいのが現状です。賃貸からの流れでマイホームを考えるのであれば、先のことまで考えてエリアを選んだ方が賢いのかもしれません。しかし、賃貸住宅を借りるとき、そこまでは考えないのが普通です。5〜6万円で住めていた場所でマイホームを購入し住宅ローンを組むと、10万円以上の支払いになり2倍位になる。それなら、諦めるしかない、他を探すしかない、という事態に。今住んでいる場所にこだわると"買えない家になる"というケースはよくあります。

 しかし、土地区画整理事業や新学校の建設など時代の流れで土地の価値も変わってきます。例えば大在といえば、ひと昔前は郊外という印象があったものの、交通アクセスや生活利便性の向上などに伴い、今は暮らしのすべてが完結する魅力ある街へと進化しています。弊社の取り扱い物件でも2L以上の物件はほとんど満室の状態です。時代の変化を予測するのは難しいですが、賃貸住宅であってもできる限り情報を集めること、先のことを考えることは大切です。

ソニー生命保険株式会社
大分支社 第1営業所
ライフプランナー
ファイナンシャルプランナー
柿原 利章さん

ソニー生命保険株式会社 大分支社

〒870-0029 大分県大分市高砂町2-50
OASISひろば21 9F

引き算が当たり前になった時代、お客さまのご要望をどう叶えるか

 住宅の価格が高騰している今、取捨選択の基準が変わってきました。みんなが集まるLDKは広く欲しいというのは共通していますが、子ども部屋については以前6畳ほどあったのに対し、今は4畳半程度が当たり前になってきています。主寝室も以前は8〜10畳ほどありましたが、6畳位が珍しくなくなってきました。予算をかけたい部分にはかける、絞れるところは絞る。より快適により効率よくという流れですね。

 例えば、最近トイレやお風呂に窓がいらないという方が増えています。換気扇で換気ができているし、掃除する場所が増えるだけという考えですね。窓が必要となれば家の外部に接する部分に必ずトイレやお風呂を配置しなければならないので、窓がいらないとなれば極端な話、どこにでも配置が可能。間取りの自由度は上がります。引き算するところはしっかり割り切って引き算、足し算の部分はなくなったような気がします。

 また、弊社へのご相談で増えているのは、物価やガソリン代が高騰し、給料は上がっていない状況で、住宅ローンの金利も上がるかもしれないという不安です。そこは中立の立ち位置でアドバイスしています。家の価格には高い理由と安い理由があります。安ければ全部良い、では決してないわけです。安い家を無理のないお支払いで買いましょうねというのは簡単ですが、何十年と住むので、安すぎても不安だし高すぎても払えないというところの着地点をどこにするかということです。

 新築を建てた方が絶対に良いとは言い切れないし、中古住宅を買ってリフォームでも良いし、賃貸にずっと住み続ける選択でもそれはそれで良い。ただ、物事にはメリットとデメリットが必ずあるので、お客さまのご希望に合わせながら住まい選びをサポートしています。例えば、中古住宅を購入し耐震補強をした場合、新築住宅を購入するより安くは済みますが、どれくらいのリフォームをするのかある程度決めて住宅ローンを組まなければいけないので、なかなか決断が難しいです。

 それぞれのお客さまのお話を聞き、相談しながらアドバイスすることが一番重要です。私の価値観ではなく、その家の価値観に合わせて考えるように常に心掛けています。


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